絵画のテーマや星座物語などでおなじみのギリシャ神話。
どんなエピソードがあるかご存知ですか?
本記事では、有名な登場人物やエピソードの紹介なども交えて、
ギリシャ神話の魅力をお伝えします!
ギリシャ神話で有名なのは?名前だけじゃなくエピソードも知ってほしい!
ギリシャ神話に登場する神々の中でも代表的な12人を、
「オリンポス十二神」と呼びます。
それぞれに個性的なエピソードがありますが、
今回は特に有名な3人の神様をご紹介します!
- ゼウス
オリンポス十二神のなかでも最高神として位置づけられているのが、
「全能の神」ゼウスです。
「雷神」「ジュピター」とも呼ばれ、
ギリシャ神話をあまり知らない人でも名前を聞いたことはあるのではないでしょうか。
彼は神々の父であり、同時に人間の父でもある偉大な存在です。
だが、そんな彼には困った欠点が。それは浮気癖。
実はギリシャ神話には、彼の浮気から始まるエピソードが数多くあるんです。
- ヘラ
オリンポス十二神の一人である、「結婚の女神」ヘラ。
彼女はゼウスの姉でもあり、妻でもあります。
彼女は嫉妬心が強く、ゼウスが浮気する度に怒り狂います。
相手の女性や産まれた子どもに嫌がらせをしたり、時には殺してしまったり…
そんなかなり過激なヘラの復讐劇は、ギリシャ神話の中でも見どころのエピソードです。
- ポセイドン
オリンポス十二神の中で、ゼウスの次に力を持っているといわれるのが、
「海の神」ポセイドンです。
彼はゼウスと同じく多くの愛人がいたのですが、その中でも有名なのが「メドゥーサ」です。
怪物として知られているメデューサですが、実はもともと美しい女性で、
ポセイドンの愛人でした。
ですがある時、「処女神」アテナの宮殿でポセイドンと関係を持ってしまい、
アテナの怒りを買ってしまいます。
アテナは自分よりも高位の神様であるポセイドンを罰することが出来なかったため、
かわりにメデューサの髪を蛇に変え、見た者を石に変えてしまう怪物にしてしまったのです。
ギリシャ神話は面白いエピソードが満載!神さまにもいろいろあった!
ギリシャ神話と聞くと、
真面目で難しい話ばかりなのかと思われるかもしれません。
しかし、実は人間味にあふれた面白いエピソードや、
時には残酷なエピソードなんかもあるんです。
特に、ご紹介した通りゼウスは浮気癖がひどく、
それに怒った妻のヘラによる復讐劇は、
ギリシャ神話の中でも多くあります。
今回は、その中でも強烈な「セメレ」という浮気相手のエピソードをご紹介します!
テーバイ国、カドモス王の娘であるセメレは大変美しく、
ゼウスは人間の姿に変身し、彼女に近づきます。
ゼウスは自分が神であることをセメレに明かし、
セメレもそれを受け入れ逢瀬を繰り返します。
そしてやがて、セメレはゼウスの子どもを身籠ります。
しかし当然、嫉妬深い妻のヘラが黙っていません。
ヘラは乳母の姿に化け、
「あなたの恋人は本当にゼウスなのか?騙されているのかもしれない。
彼に本当の姿を見せてもらって確かめた方がいい。」と、
言葉巧みにそそのかします。
ヘラの言葉を真に受けたセメレはゼウスに、
「お願いがある」と持ちかけます。
ゼウスは愛するセメレの頼みに、
「なんでも答えてやると約束しよう」と誓いを立てます。
神といえど、一度近いを立てると、
その約束を破ることは許されません。
「あなたの本来の姿を見せて欲しい」というセメレの願いを断ることが出来ず、
ゼウスは雷光をまとう本来の姿で彼女の前に現れます。
雷光を発するゼウスの真の姿は、
人間にはとても耐えられるものではありません。
セメレはゼウスの雷光に打たれ、焼け死んでしまうのです…。
ゼウスの浮気に嫉妬したヘラの復讐エピソードは数多くありますが、
命まで奪われたのは実はこのセメレだけ。
しかも自分で手を下さず、ゼウスに彼女を殺させるというところに、
ヘラの嫉妬心の深さが伺えますね。
まとめ
- ギリシャ神話でも有名なオリンポス十二神をご紹介! それぞれに個性的なエピソード満載!
- ヘラの嫉妬心がやばい!浮気の制裁エピソードには様々なドラマが。
知れば知るほど興味深いギリシャ神話。
面白くて親しみやすいエピソードも多くあるので、
是非調べてみてください!