結婚まもない時期は、
行事で旦那さんの実家に行くというのは緊張するものですよね。
旦那さんにとってはくつろげる場所でも、
妻にとっては半端ない気遣いで落ち着かない場所ではないでしょうか。
ただでさえブルーになるのに、
旦那さんの実家へ初めてお彼岸に訪問、行事に参加しなければならないとなると…
「洋服は何がいいの?」
「手土産は?」
「お供え物は?」
と、恥ずかしい思いをしないようにとプレッシャーがピークに達しませんか?
そもそも行事や習慣は、地域や各家庭によって違いがあるものなので、
心配しないでわからない事は、旦那さんやお姑さんに相談することが失敗しないコツです。
とは言っても、
「お彼岸」の基本的な意味やマナーを知っておくことは大切です!
家族一緒に行う行事で、お盆やお正月は一般的なところなので、
由来やマナーなどは耳にすることは多いと思います。
ですが、お彼岸の由来は意外に知らない人が多いのではないでしょうか。
お彼岸に旦那さんの実家を訪問する前に知っておきたいこと!
お彼岸の時期は年に2回、春分の日と秋分の日を中心とした前後3日間の1週間です。
彼岸の中日は極楽浄土と現世が最も近くなる特別な日だと考えられていて、お彼岸は
「魂祭り」「祖先のお祭り」をする日だったことから、祖先の墓参りをするようになった
と言われています。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としています。
秋分の日は「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ」ことを趣旨としています。
由来や意味を知ることで洋服、手土産、お供え物がなんとなく想像できませんか?
お彼岸の手土産にのしは必要?旦那の実家訪問のマナーは?
お墓にお参りする、祖先を敬うという点で、服装は平服でも大丈夫ですが、あまりにも派手なものや、カジュアルすぎるものは避けることがマナーです。
お彼岸のお手伝いをすることを考えて、エプロンを持参すると好感度アップです。
お彼岸の手土産は、お供え物と兼用でも問題はありません。
ですが、お供え物にふさわしい品物が理想的です。
お彼岸の手土産、お供え物に最適なものをご紹介!
*春 (牡丹餅・ぼたもち) 収穫をもたらして貰うために、小豆の赤色で災難がないようにと願って作っていました。
*秋 (お萩・おはぎ) 収穫を祝い感謝して作っていました。
*故人の好きだった物 (旦那さんと相談しましょう)
*果物 (お好みでOK。季節の果物、日持ちする物、分けやすいものがおすすめです)
*お花 (匂いがきつい物、花が落ちる物、バラなどの棘がある物はさけましょう)
*ろうそく、線香 (絵柄のきれいなろうそくや香りのいい線香など仏壇のお供え物として人気があります)
*菓子折り (日持ちする物、小分けできる物がおすすめです)
金額の相場は3000円~5000円程度がよいでしょう。
あまり高価なものだと、かえって気を遣わせてしまいます。
お供え物には「御供」(おそなえ)と書いたのし紙をかけることが、昔から引き継がれてきた
正式なマナーです。
お供え物を購入したとき、お店の人に「のしはどうしましょうか? 内のしですか? 外のし
ですか?」と尋ねられるのが一般的です。
家に供養に来る方に、誰が心遣いをしているのか見てもらうことが出来るため「外のし」
をおすすめします。
お供え物を渡すタイミングは?
(1) 旦那さんの実家に到着したら、一番始めに「仏様にご挨拶をしたいのですが」と伝えましょう。
(2) お仏壇に手を合わす前にお供え物を渡しましょう。
(3) 自分で仏壇の前に置かず実家の方にお渡しするのがマナーです。
お供え物を紙袋に入れたまま、風呂敷に包んだまま渡すのはNGです!
紙袋や風呂敷は中の物が汚れないようにするためのもの、紙袋や風呂敷の中から出してお供えを渡すのがマナーです。
お彼岸のお供えはお金の場合も!金額の相場とお包みのマナー!
お彼岸のお供えは親戚の方がたくさん集まる実家であれば、果物やお菓子などは皆さんが持ち寄るということもありますので、お金を包んでも問題はありません。
お金を包む場合もお供え物の金額と同額程度で、3000円~5000円程度が良いでしょう。
お金は水引が付いたのし袋に入れましょう。
水引には黄色と白や銀色と白など、その他にも様々な物があり、どれにしたらいいのか
迷ってしまいますから、旦那さんに相談しましょうね。
表書きには、水引の上には「御仏前」「御供料」と書き、下には名前を書きます。
お彼岸のお供えの場合は同姓の方がいることが多いため、フルネームで記入することをおすすめします。
まとめ
結婚して初めてのお彼岸に夫の実家に行かなければならない時、恥ずかしい思いをしたくないのは誰しも同じではないでしょうか。
行事や習慣は地域や各家庭で違いがあるものなので、
旦那さんやお姑さんに素直に、
「わからないので教えて下さい!」
と聞いてしまうのが、失敗しないコツです。
「いい嫁」になるには年期がかかるもの。
まずは、わからないことを素直に聞ける、
「かわいいお嫁さん」を目指してみてはどうでしょうか。