山の日はどうして祝日になったの?由来と8月11日になった意味とは

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8月の祝日、「山の日」。

 

皆さんは知っていましたか?

 

私はいまいちピンときていませんでした。

 

学生は夏休み、

予定を立てるためにカレンダーを眺めると祝日が・・・

 

夏休み中の学生にとっては

「なにこれ?」といった感じかもしれませんが、

社会人にとってはお盆休み前の貴重な祝日ですよね!

 

そんな「山の日」。

 

一体どのようにして祝日となったのでしょうか。

 

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山の日が祝日となった理由とは?

 

山

 

8月11日が「山の日」という祝日になったのは、

1995年に制定された「海の日」をきっかけに、

「山の日」を作ろうという声が上がったからだそう。

 

たしかに・・・

海の日があるなら山の日があってもおかしくないですよね。

 

 

7月の第3月曜日の海の日、

 

「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」

 

という意味で設けられました。

 

 

対して、8月11日の山の日は、

山の日制定議員連盟という議員連盟によって

 

「山に親しみ機会を得て、山の恩恵に感謝する」

 

ということで祝日となったわけです。

 

 

皆が山との深い関わりを考える日にしてほしい、

という願いが込められていたんですね。

 

もともとは、日本山岳会やいろいろな団体から、

8月12日を山の日にしようという働きかけがあったのです。

 

6月にも祝日はないので、6月の上旬はどうか?

海の日の翌日は?

 

などなど、いろいろな意見が出たようですが、

お盆休みと連続させやすいのでは?という理由から、

8月12日が案として挙がったようです。

 

しかし、ご存知の方もいるかもしれませんが、

1985年8月12日、日本航空123便の墜落事故が起こったのです。

 

事故が起こった日を祝日にするのはふさわしくないという理由などから、

8月11日が「山の日」として国民の祝日になりました。

 

晴れて祝日となった8月11日「山の日」ですが、

それまでに、多くの人々の働きかけがありました。

 

いくつもの山岳会が集まり、たくさん話し合い、理解と支援を求めたのです。

 

日本は山国ということもあり、自然と共に生きてきました。

 

豊かな自然を守っていって欲しいという願いも、

「山の日」には込められているのです。

 

おまけですが、8月11日という数字は、

漢数字の「八」を山に見立て、「11」は木を表しているそうですよ^^

 

山の日が祝日になったのはいつから?

 

山

 

2013年6月30日、

山の日制定議員連盟が開いた総会で、

山の日をいつにするかが話し合われました。

 

先ほども少し出てきましたが、

当初は8月12日という案でまとまっていました。

 

しかし反対の意見が多く、

11月22日の総会で、

8月11日が「山の日」として最終決定となりました。

 

そして、2016年から8月11日が「山の日」として国民の祝日となったわけです。

 

新しい祝日が制定されたのは、

「海の日」以来の20年ぶりでした。

 

明治天皇や昭和天皇の誕生日が祝日となっているのに対し、

山の日という祝日には、

 

特に意味がないのでは?

 

という意見も少なからずあるようです。

 

 

ですが、お盆休みも含め1日多く休めるようになったわけですから、

社会人にとってはありがたいことです^^

 

年によっては長期休暇も可能ですし、

うまく利用したいものですね。

 

まとめ

1つの祝日を制定するのにこんなにもたくさんの人が動いて、

長い年月がかかっていること。

 

そして1つ1つ意味があること。

 

恥ずかしい話ですが、私は知りませんでした。

 

日本には、現在16の祝日があります。

 

それぞれの祝日は、節目をお祝いするものがほとんどです。

 

山の日も特にイベント的な要素はありませんが、

日本の自然に対する考え方を見直すいい機会かもしれません。

 

そして、日本の歴史や文化を学び、

自然を身近に感じるために、

山に足を運んでみるのもいいかもしれないですね^^

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