女の子が誕生して初めての雛祭り。
初節句を祝うために雛人形を買う、
または買ってもらう、
という家庭も多いと思います。
お雛様の売り場では、
昔は7段飾りなどの大きな雛飾りをよく見かけましたが、
現在は飾る手間を考えたり、
マンション住まいなど住宅事情のために、
小さめのかわいいお雛様がたくさん並んでいますね。
それにしても小さいのもあるとはいえ、
デパートなどの売り場の雛人形はなかなか高価なものです。
実家に簡単にお願いできない…
自分たちで買うのも経済的に無理と感じている
親御さんもいるかと思います。
女の子の初節句を祝うための雛人形。
高いから買わなくていいのか?
それともお下がりでもいいのか?
お金がない場合どうすればいいのか、
考えてみたいと思います。
雛人形が買えない!高価すぎて手が出ないから買わなくていい!?
雛人形を、あえて買わないという選択をする家庭も増えているそうです。
「自分は持っていたけど、雛人形が怖くて、あまり好きではなかったので買わない」
という方もいます。
確かに、
夜はちょっと怖いですよね。
飾る場所や収納を考えて
買わないという意見もあります。
年に一度の事ですので、
それに場所を取られるのが嫌だというのも分かります。
もちろん、
雛人形を買わないからと言って、
初節句のお祝いをしないわけではありません。
ちらし寿司やケーキなどでお雛様を作って、
料理でお祝いするというのも楽しいですよね。
雛人形の価格もピンからキリまでありますので、
それぞれの家庭のやり方でお祝いしていいと思います。
ちりめん細工のつるし雛や、
お雛様が書かれた布を壁にかけるタイプ、
ウォールステッカーで壁に張るお雛様もあります。
男雛と女雛だけの親王飾りの小さな置物などは、
陶器やガラス細工、
布で作られたのもなど
いろいろなタイプのものがありますので、
調べてみましょう。
値段もいろいろで手軽な価格の物を多くあります。
折り紙で手作りのお雛様を飾って
お祝いするのもかわいいですね。
どんな雛人形だとしても初節句を祝う気持ちは、
変わりありません。
しかし、そもそも雛人形ってなんで飾るのでしょうか?
雛人形の意味を解説いたします。
雛人形は買えないからお下がりでいい?雛人形の意味って?
雛祭りのルーツは中国の節句の儀式で、
3月3日に水辺で身を清め、
穢れを払う習慣から、
日本でも3月3日に穢れ払いの儀式が行われるようになりました。
平安時代には「人形」に穢れをうつして川に流す
「流し雛」がお払いとして行われ、
子供の健やかな成長を願って、
厄払いをすることが日本各地に伝わっています。
雛人形は、平安時代の貴族の女の子が
紙で作った人形で遊ぶ「雛遊び」から、
現在の雛人形になっていったと言われています。
そうして厄払いと雛遊びが合わさり、
女の子の成長を願う雛祭りになったのです。
昔は女の子が生まれるたびに、
その子のための人形を用意する家もあったそうです。
その女の子の穢れや厄難の身代わりになってもらうためです。
なので、
できればその子のための人形があるのがベストです。
でもお姉さんのお下がりや、
姉妹で一つの雛飾りだったり、
お母さんの雛人形を子供にと受け継いでいるご家庭も多いです。
お下がりを下さる方がいらっしゃれば、
その雛人形も飾らせていただいて、
お子さん用には小さくてかわいらしい他の雛人形を用意するのもいいと思います。
お下がりだからといって、
悪いことがおこるということはないでしょう。
まとめ
時代にあった雛人形がたくさん販売されています。
どんな雛人形であれ、
子供が健やかに無事に大きくなってくれることを祈って、
お祝いする気持ちに変わりはありませんよね。
お下がりも気持ちの問題だと思います。
気になるのであれば、
その子のための人形をひとつ用意してあげればいいと思います。
女の子の初節句、雛祭りが穏やかに、
楽しく過ごせるのが一番だと思います。