退職することになったら考えておきたいのが
退職の挨拶についてですよね。
社内向け・社外向けの挨拶の内容やタイミングなど、
送別される側としてのマナーは、
しっかり押さえておきたいものです。
本記事では、そんな退職の挨拶のマナーについて、
例文を交えながらご紹介します!
退職の挨拶マナー!簡単にすませる場合の例文と伝え方!
社内での退職の挨拶は最終出社日となる場合が多いですよね。
引き継ぎや片づけなど最終出社日は何かとバタバタするものですから、
挨拶文は事前に考えて準備しておくのが無難です。
挨拶文に盛り込むべきポイントとNGポイントをまとめました!
<盛り込むべきポイント>
- 退職の報告
「一身上の都合により、退職することとなりました」などの、
退職を報告する言葉を入れます。
- 感謝の気持ち
今までお世話になった上司や同僚に向け、感謝の気持ちを伝えます。
- 職場へのエール
「皆様の益々のご活躍をお祈りいたします」などの言葉で締めくくるのがベターです。
<NGポイント>
- 退職理由の詳細
結婚や出産での退職はまた別ですが、退職の理由は詳細に話す必要はありません。
転職の場合でも、「一身上の都合」と簡単に述べるに留めましょう。
- 職場への不満・批判
職場にマイナスな印象を与えるエピソードや、会社への批判も避けましょう。
盛り込むべきポイントはいたってシンプルですが、
以上の点を押さえておけば挨拶のマナーとしてはOKです。
思い出エピソードなどもたくさん盛り込みたいところですが、
あまり長々とした挨拶だと聞いている方も疲れてしまいます。
朝礼や定時後など、仕事の手を止めて挨拶の時間を設けてもらう場合もありますし、
挨拶は長くても3分以内を目安に簡単に済ませましょう。
話す時は、「大きな声で」「ゆっくり、ハキハキと」
「聞いている人を少しずつ見渡すように」、を意識しましょう。
人前で話すのは慣れていなくて緊張してしまうという人は、
事前に練習しておくのがいいですね。
以上のポイントをふまえた例文をご紹介しますので、
準備する際の参考にしてください!
<例1>
「一身上の都合により、本日付で退職することとなりました。
入社してから5年間、皆様にたくさんのご指導をいただき、
沢山のことを学ぶことができました。
ここでの経験を今後に生かせるよう頑張っていきたいと思います。
最後に、皆様の健康と益々のご活躍、
会社のさらなる発展を心よりお祈りいたします。
本当にありがとうございました。」
<例2>
「本日はお忙しい中、このような場を設けていただきありがとうございます。
この度、出産を機に退職することとなりました。
こちらに異動してわからないことだらけだった私を
優しく指導してくださった上司、先輩方、
今まで本当にありがとうございました。
感謝申し上げますと共に、今後の皆様の健康とご活躍をお祈り申し上げます。
ありがとうございました。」
退職の挨拶メール!社外の方に使える挨拶文と贈るタイミング!
社内の挨拶だけでなく取引先やお客様など
社外の方への挨拶も忘れてはいけません。
直接挨拶に伺うのがベストですが、
それが難しい場合はメールで挨拶を送りましょう。
押さえるべきポイントは口頭での挨拶と変わりませんが、
後任担当者を記載するなど業務的な配慮が必要です。
堅苦しいくらいの文面がちょうどよいですね。
<例1>
株式会社○○
○○様
平素は格別なご高配を賜り深く御礼申し上げます。
私事で恐縮ですが、この度、□□社を退職することとなりました。
在籍中はひとかたならぬご厚情とご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
本来であれば、直接ご挨拶にうかがうべきところではありますが、
取り急ぎ、メールでのご挨拶になりましたことお許しください。
なお、今後は△△が担当させていただくこととなりました。
変わらぬご指導をよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、○○様のご健康とご活躍をお祈りするとともに、
○○会社のご発展を心よりお祈りいたします。
<例2>
株式会社○○
○○様
いつも大変お世話になっております。
私事で恐縮ですが ○月○日付で退職することになりました。
突然のご連絡となりお詫び申し上げると共に、
在職中は大変お世話になりましたこと御礼申し上げます。
なお、今後は△△が後任として担当させていただくことになりました。
後日改めてご挨拶に伺いますので、何卒よろしくお願いいたします。
末筆ながら、貴社のご発展と○○様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
退職の挨拶メールを送るタイミングは相手によって様々ですが、
スムーズな引き継ぎのためにも正式な内示が発表されてすぐがベストです。
くれぐれも、内示前に送信しないようにしましょう。
まとめ
- 退職の挨拶は、感謝の気持ちを簡潔に伝えることが重要。
- 社外の方にはなるべく早く、今後の業務に支障をきたさないよう挨拶メールを送ろう。
円満に退職するためにも、挨拶のマナーをしっかり確認しておきましょう!