最近では和風の家って少なくなっているので、
畳の部屋がないという人もいることでしょう?
でも畳というのは何となくホッとするというか温かみがありますよね。
新しい畳の匂いってなんか気持ちがいいのですよ。
でも畳は最初は気持ちいいですが、
当然だけどだんだん悪くなってきますよね。
なんだか色も褪せてくるし艶も無くなってくる。
カーペットなら簡単に取り換えることはできるけど、
畳はそうはいきませんよね。
一つ二つを変えて済む問題でもありません。
畳を交換する時は、価格的にも安いものでもありませんので、
出来たら畳の寿命のギリギリまで伸ばしたいものです。
そこで畳の交換時期について解説しますので、
まずはチェックしてみて交換すべきかどうか考えてみましょう。
畳の交換時期はいつ?どれくらい保つの?
まず畳はどの様にできているか解説します。
畳の土台部分である畳床の上に、
い草を織り上げた畳表(ござ)を貼り付けて、
畳縁(たたみべり)でとめるというのが基本です。
畳床は昔はわら床でしたが、
最近は軽くて丈夫なボードなどが使われるようになりました。
畳床は素材によっては30年以上長持ちするものもあるのだそうです。
畳表は、い草を織っているのですが、
最近は中国産で安価で丈夫なものも増えています。
もちろん国内産もたくさんありますよ。
編み方や色なども自由に選べるようになりました。
畳表の寿命は使い方にもよりますが3~5年ぐらいです。
畳縁は昔は家紋などを入れることがあって、
それ故に畳縁は踏んではいけないと言われています。
畳の交換は、
①「裏返し」
②「表替え」
③「新畳に交換」
の三つの方法があります。
①新畳からおよそ2~3年で裏返しをすると、
日にあたっていなかった裏部分はきれいな状態ですので、
新品気分を味わうことができます。
畳はどちら側が上、下というのはないのですから、裏表使ってもいいのですよ。
②長く使うとい草が擦り切れて来たり色あせてきたりします。
しかし土台部分である畳床が傷んでいないのであれば、
表面の畳表だけを新しいのに張り直してもらうことも可能です。
交換の目安は5~7年です。
③長く使用すると畳表だけでなく畳床も傷んできます。
こうなると新畳に交換した方が良いでしょう。
畳床が弱ってくるとたわんだようなフワフワした感覚になりますし、
畳が波打ったようなだらしない印象になります。
またダニなどの害虫の温床やカビが発生している可能性もありますので、
畳表を変えただけでは解決できないことが多いです。
交換の目安は15~20年ぐらいと言われています。
畳の交換の目安はこれ!簡単チェック方法を解説!
畳の交換は使用度やその状態で変わってきます。
必ず15年で新しいのに変えなければいけないわけではありません。
逆に言うと10年以下でも新品に変えなければいけないということもあり得ます。
全畳を新品に交換するとかなりのコストがかかってしまいますよね。
まずは畳の状態をチェックしてどの方法が良いか考えてみましょう。
①単純に使用年数を数えてみる。
20年以上経っているのなら、交換を視野に入れて畳をチェックしてみましょう。
②状態を見る。
い草が擦り切れていないか、変色やカビが生えていないか、
匂いなどもチェックしてみましょう。
擦り切れ、変色なら裏返しか畳表を変えるだけで済む場合もあります。
まとめ
畳はお手入れ次第では思ったより長持ちするものです。
最初の2~3年目で裏返し。
その後、4~5年経った頃に傷んでいるようなら畳表だけを変える。
そして20年以上経っていて畳床も傷んでいるようなら新畳に変える。
このような目安で大丈夫だと思います。
畳の上で足を延ばして寝転ぶのは気持ちのいいものです。
きれいな畳で思いっきり昼寝をしてみませんか?