アボカドは「森のバター」と言われるほど栄養価が高く、
味もまったりとしていながらヘルシー。
果物というよりは野菜に近く、
食べやすいので好きだという人も多いですよね。
さてこのアボカド、
家で芽を出すのは意外と簡単です。
もちろん、プロのように大きく立派なものが鈴なりに生るというのは難しいです。
しかし観葉植物として育てているうちに、
果実が生って収穫することは可能ですよ。
ぜひ自分で栽培して自分で収穫したアボカドを食べてみましょう。
それでは初心者でも簡単にできるアボカドの栽培方法を解説します。
アボカド栽培用の土はあるの?用土と肥料で適切な栽培環境を!
アボカドは南国の果物ですが比較的寒さにも強い方です。
しかし水分を大量に必要としますので、
冬場などは水が凍らないように注意してください。
まず植えるためには種が必要ですよね。
アボカドの種は何処にあるのでしょう?
答えはスーパーなど果物を売っているお店屋さんです。
つまり普通に食べたアボカドの種を蒔けばいいんです。
アボカドはご存知のように大きな種が一つ入っていますよね。
果肉を食べた後の残った種をきれいに水洗いして、
土に半分ぐらい埋め込んでおくだけです。
アボカドの種は寒さに弱いですから、
まず買ってきたアボカドは切り分けて、
食べる方だけを冷蔵庫に入れましょう。
種はきれいに洗って常温に置いておき、早めに植えます。
乾燥にも弱いですからね。
水耕栽培で根を出すこともできますよ!
アボカドの種のとがった方を上にして、
コップに入れた水にお尻部分が三分の一ほど浸かるようにします。
水の中に落ちないように楊枝や竹串を指してもいいですよ。
少々傷ついても大丈夫です。
水が腐ると根は出ませんので、
毎日新鮮なお水に変えてあげてください。
もちろんアボカドの苗木を購入すれば、
種からよりは早く確実に大きくなります。
根が出てきたらプランターや直に地面に植え付けましょう。
使用する土は水はけがよく、
通気性の良いものを選ぶようにします。
市販されている培養土で大丈夫ですが、
あまり安いものは水はけ・通気性があまりよくないので、
あまりケチらないようにしましょう。
水はけが悪いと根腐れをおこしたりカビて来たりします。
肥料は年に数回程度、
控えめに化学肥料を与えるだけでいいです。
肥料はたくさん与えればよいというものではなく、
与えすぎると人間でいうところのメタボになってしまいますよ。
アボカド栽培の醍醐味!収穫までにかかる期間と最適な時期!
やはり野菜や果物を栽培した時に一番うれしいのは収穫です。
たった一つでもきれいなものができると、
この上ない喜びを感じるものですよね。
ところで野菜と果物の違いを知っていますか?
大きく分けると野菜は土に直接根を張り育つもの、
果物は木に生るものです。
なので厳密にいうとイチゴもスイカも野菜ということになります。
栗は果物なのですよ。
木に生るものは、
まず木が成長しなければ話が始まりません。
「桃栗三年、柿八年」という言葉は、
果実ができるまでこのぐらいはかかるということなのですね。
アボカドは果実です。
つまり木に生るものなのですね。
ですので育てて収穫するためには、
長い目で見てあげてくださいね。
アボカドは成長するのが早い植物という訳ではありません。
アボカドを収穫する時期は、
ほとんど成長しきっている木を購入したのならともかく、
苗木や種から育てた場合は3年ぐらいはかかると思っておいた方が良いでしょう。
観葉植物にもなりますので、
大事に育てているうちにふと見ると果実が生っていた、
などサプライズがあるのを期待しましょう。
愛情をこめて育てればきっとお返しがあるものですよ。
まとめ
アボカドの栽培方法は簡単です。
食べた後の種を植えるだけで芽を出すことが可能ですから、
気軽に始められるといいですよ♪
ただ果実を収穫するということを目的にアボカド栽培するのは、
それなりに時間もかかります。
半年や一年単位ではなく三年ぐらいの長い目で見てあげてください。
アボカドは観葉植物としてもなかなかかわいいですので、
ぜひ大事に育ててあげてくださいね。
そのうち実がなればラッキー、という感じで^^