技術の進歩のおかげで昔に比べると暮らし全般、いろいろな物が進化していて、私たちの生活はすごく便利になっています。
そんな中で私たちにとって身近な存在でもある「傘」はどうでしょうか?
私の印象では、傘って昔から変わっていないと思います。
じゃあ、傘が進化しないのはなぜなんでしょうか?
昔から、傘の形が変わらないのには理由があったんです。
今回は、昔も今も変わらない傘の形について、なぜ変わっていないのかをお伝えいたします。
傘って進化しないよね?歴史を見ても昔から傘の形は変わらない!
昔の傘と今の傘を見比べてみても、傘って進化しないよね?
という印象を受ける人がほとんどだと思います。
私自身も、傘の形は変わらない、進化していない
という印象を持っています。
やはり、傘の歴史を見ると古くから変わっていません。
傘以外に関して言えば、昔使われていた物を見ていると、中には「これ、何に使うの?」と一見、使い道さえもわからないものがあったり、「へぇー」と、おばあちゃんの知恵袋的な感じで感心しつつも不便そう…と感じるものがあったり、昔と今では、かなり暮らしの差がありますよね。
しかし傘に関して言えば、それが当てはまりません。
形など見るからに違う!と
感じるような変化はありません。
傘について調べてみると、そもそも傘というのは4000年ほど前くらいに、貴族の人達の日よけとして使われだしたのが起源なんだそうです。
日よけ…つまり、日傘として使われていたんですね。
その日よけとして使われていたのが
「もしかして、これって雨よけにもなるんじゃない?」
という感じで雨傘としても使われるようになったようです。
今でも日傘がありますが、たしかに形としては雨傘と何も変わりありませんし、日傘としても雨傘としても兼用で使えるものもあります。
でも、今の世の中は技術も進んでいて、日本の技術は世界にも誇れるほどです。
それだけの技術があるなら傘も進化していてもおかしくないんじゃないの??
と思いませんか?
昔の傘と今の傘を比較したときに、違いがあるとすれば素材くらいですよね。
昔は和傘ばかりだったのが今の傘はデザインはもちろん、素材もプラスチックや鉄、カーボンなど昔の傘には使われていない素材が使われていて、強度の面で言えば進化していると言えるかもしれませんが、
傘の形は変わらない。
傘が進化しないのはこのままで便利だから!?大衆受けする完璧な形!
じゃあ、なぜ傘の形は進化していないのか?
傘が進化しないのはこのままで便利だから!?
今の傘で不満はないかと言われれば、そうでもなかったりしますよね。
雨の日に傘をさして歩けば雨風の強さにもよりますが、
・足元が濡れる
・風が強いときにはコウモリ傘になってしまう
・傘を持つことで手がふさがってしまう
・傘を閉じて持ち歩くと傘についた水滴で服やバッグが濡れる
今の技術をもってしても、これらの不満を解消することは難しいのでしょうか。
4つ目に挙げた不満については、最近、傘を閉じるときに雨に濡れた面が、内側になるように閉じることができる傘が出ているそうです。
私は、テレビで紹介されているのを見たことがあるだけで、実物は見たこともなく、もちろん使ったこともないですが、これはいいかも!!と魅力を感じました。
それでもその傘も形は今の形と何も変わりません。
その理由には、今の傘の形が大衆受けする完璧な形だからと言えそうです。
雨風を完璧にしのげる訳ではないけど、
持ち運びの面等の利便性を考えると
今の形以上のものがないのかもしれませんね。
大衆受けする完璧な形だからこそ傘の形は進化することなく、
昔も今も変わらないというより、
変える必要がないから変わっていないのかもしれません。
まとめ
昔も今も変わらない傘ですが、傘が進化しないのはなぜなのか??
技術の進歩のおかげで生活が便利になる一方で、傘は変わらないことに疑問を抱く瞬間があるかもしれませんが、その理由は、大衆受けする完璧な形だからと言えそうです。
今の傘に不便だと思う点がないかと言えばそうではありませんが、利便性の面で考えても全身を覆えるような傘は、その分かさばってしまいそうですし、片付けるのも手間がかかり大変そうですよね。
雨風が完璧にしのげたとしても、かさばるようなもので持ち運びが大変だったりすると、やはり普及しにくいです。
今の私達の生活は昔に比べるとかなり便利になり、技術の発達と共にこれからも便利になっていくものが増えるんだろうなと思う一方で、傘はこの先もきっと今の形から変わらないのかなと思ったりします。