平和の象徴でもある鳩は見ている分にはかわいいですよね。
神社や公園などにもたくさんいて、
身近な鳥としてもよく知られていますよね。
でも家のベランダに来られると、
これがちょっと厄介な存在です。
羽根があるのだからマンションの上の方の階でもお構いなしにやってきて、
糞を巻き散らしたりして汚してしまいます。
それに巣でも作られるとどうしていいのかわかりませんよね。
そこでベランダに鳩が巣を作ってしまった時の対処法について考えてみましょう。
鳩がベランダで卵を産んでた…勝手に移動しても大丈夫?
昔からツバメは家の軒下に巣を作ると縁起がいいと言われてきました。
しかし同じ鳥でも鳩の場合はちょっと事情が違います。
ツバメは渡り鳥で子育てが終わると旅立ちます。
巣を作っても半年以上は留守の状態なのであまり問題はありません。
鳩は渡り鳥でない上に繁殖力が強く、
一度巣を作ると何度も卵を産み子育てします。
ここで問題なのが糞なのですよ。
生き物だから糞をするのは当たり前ですが、
糞は不潔ですし風に乗って舞い上がり、
それを吸い込むと人間の体に悪影響が出るのですね。
子供などは喘息になっちゃうこともあり得ます。
やはり近いところに鳩の巣はない方がいいですよね。
鳩は元々は木などに巣を作っていたのですが、
都会では巣を作る場所があまりない。
それでも子育てしたい鳩は雨風の当たらない安全な場所なら
どこででも巣を作っちゃいます。
なかなかたくましい鳥なのです。
ベランダに巣を作ることもよくあることなのですよ。
鳩がベランダに卵を産んだ時の対処法!自分で処分は違法になっちゃう!
鳩は実は害鳥とされています。
理由は上に述べた通り、
糞害で人間の体に悪影響が出るからです。
ベランダなどにはまず巣を作らせないことが大事です。
しかし気が付いた時には卵を産んでいたという時は、
卵を処分してもいいものなのでしょうか?
鳩は害鳥とされているのですが、
「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」というのがあって、
勝手に卵や巣を処分できないようになっています。
勝手に処分すると法律違反として
罰金や懲役が科せられることもあるのだそうです。
う~ん、ちょっと厄介ですね。
では卵や巣を発見したらどうすればいいのかというと、
①役所などに連絡して処分してもらう。
②専門の駆除業者に処分してもらう。
この2点があります。
まずはお住まいの役所に相談してみましょう。
役所の方が自ら来てくれる場合もありますし、
プロの業者を紹介してくれるかもしれません。
プロの駆除業者なら法律にのっとって処分してくれますので安心です。
普通の人ができるのはせいぜい、
ベランダを掃除することぐらいです。
とにかく巣ができてしまうと面倒なことになりますので、
巣を作らせないことが肝心です。
鳩は執着力が強くて、
一度巣をつくると何度もその場所にやって来るのだそうですよ。
せっかく撤去してもらってもそのままにしておくと、
再び巣を作られて、いたちごっこになりかねません。
鳩がベランダの手すりによくとまっている、
糞が落ちているなどがあれば、
巣を作るために偵察に来ているかもしれませんよ。
鳩よけネットを張ったり、手すりにとまれないように
テグスや針山を設置するのも方法です。
ホームセンターなどにいろんな鳩よけグッズがありますので探してみましょう。
まとめ
鳩がベランダに巣を作って卵を産んだら困るから
勝手に処分したいところですが、
これが実は法律違反なのですね。
ベランダに鳩の巣を見つけたら役所に相談して早めに処分してもらって、
二度と鳩が巣を作らないように対策しておきましょう。