ゲジゲジが家に現れると、それだけでなくもう一匹パートナーが隠れているかもしれないとよく言われますが、本当でしょうか?
結論から言いますと、ゲジゲジが一匹見つかったからと言って、いつもそのパートナーがいるとは限りません。
ただし、もう一匹以上がどこかに隠れている可能性を完全には否定できません。
特徴的な多足を持つゲジゲジは、たまに人の家に入り込むことがあります。
そのため、一匹見つけると、「もしかして他にもいるのでは?」と不安に感じる人もいるでしょう。
そこでこの記事では、次のような疑問にお答えします。
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家にゲジゲジが一匹見つかったら他にも「パートナー」がいる?
家にゲジゲジが現れた時、必ずしも他にもゲジゲジがいるわけではありません。
しばしば「男女ペアで行動する」と聞かれますが、実際にはゲジゲジが常にパートナーと共にいるわけではないのが実情です。
ただもちろん、他にもいる可能性は否定できませんが、それが必ずしもそうとは限りません。
ゲジゲジが一匹見つかったら他にも大勢いる、あるいはパートナーがいるという話は誤解
ゲジゲジが一匹見つかったことで他にもたくさんいると考えがちですが、これは他の虫との混同によるものかもしれません。
特に混同されやすいのは以下の二つです。
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多足を持ち、似た見た目のムカデと間違えやすいゲジゲジについて、このような誤解が生じていると思われます。
ゲジゲジが家に入ってくる理由
自然環境下でゲジゲジは、腐葉土や岩の下、地中など隠れる場所で生活しています。
肉食性の彼らが好む食餌は、
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などで、これらは室内にもよくいます。
ですから、これらの獲物を追い求めてゲジゲジが家に入り込むことがあります。
彼らは害虫を駆除してくれるため、益虫と見なされることもあり、「ゲジゲジは殺さない方がいい」と考える人もいますが、その見た目には苦手意識を持つ人もいます。
家の中でゲジゲジが繁殖するか
家にゲジゲジが侵入しても、増え続ける心配はほとんどありません。
なぜなら、ゲジゲジは湿度と土がある環境でしか産卵しないため、家の中での繁殖は難しいのです。
彼らは卵を保護するために土をかぶせ、乾燥から守ります。
通常の住宅ではこれらの条件を満たすのが難しく、ゲジゲジが室内で繁殖することはまれです。
食料がなくなれば、彼らは外に出ていく傾向にあります。
これがゴキブリとは異なる安心できる点です。
室内に潜むゲジゲジの駆除方法
家にゲジゲジが見つかったら、ほかにもいるかもしれないと考えるのが賢明です。
そして、捕獲しようとしても、その速さで逃げられることがあります。
隠れている可能性のあるゲジゲジを駆除するには、「くん煙剤」が有効です。
ゲジゲジは湿度の高い場所を好むので、床下など人の手が届きにくい場所に潜んでいることがあります。
くん煙剤は、殺虫成分を含む煙を建物の隅々まで拡散させ、害虫を一掃します。
使用する際には、家の外に一時的に避難する必要がありますが、効果は確かです。
ゲジゲジの侵入を防ぐ方法
ゲジゲジが室内に侵入するには、どこかに入り口があります。
主な侵入経路には、玄関ドアの隙間、雨戸のずれ、換気扇の通風口、エアコンの排気ダクトなどがあります。
これらを点検し、隙間が見つかれば隙間テープで塞ぐか、コーキングで埋めることが大切です。
さらに、室内に侵入する条件を作らないよう努めることも重要です。
例えば、ゴキブリなどの害虫を排除し、清潔に保ち、庭やベランダに湿った土や落ち葉を置かないようにします。
また、薬剤を家の周囲に撒いてゲジゲジが近寄らないようにする方法も効果的です。
これらの対策を講じることで、ゲジゲジの室内侵入を最小限に抑えることができます。
ゲジゲジの侵入を防ぎ、家を快適な環境に保つためには、これらの方法を実践することが重要です。
定期的な家のメンテナンスと清掃を心がけ、ゲジゲジが好む環境を作らないようにしましょう。
まとめ
- ゲジゲジを一匹見かけたとしても、それでその周辺に他の仲間がいるとは限りません。
- 彼らは室内にいる他の昆虫(つまり食料源)を求めて家に侵入することがあります。
- 室内でゲジゲジが卵を産んで増えることは、一般的にはあまりありません。
- 見つけにくいゲジゲジを効率的に退治するには、「くん煙剤」を使うと良いでしょう。
- 再度の侵入を防ぐためには、家を清潔に保ち、侵入口を塞ぐことが効果的です。
ゲジゲジは意外と大きくなることがあり、大人の手のひらサイズに達することも。
そのサイズには驚かされるかもしれません。
ゲジゲジが家に侵入するのを防ぐためには、ゴキブリ対策を同時に行うことも重要です。