ふるさと納税の話を、
よくテレビなどで耳にしますよね。
「返礼品がすごいらしい」
「税金が安くなるらしい」
「関係のない土地でもふるさと納税はできるらしい」
最初は地方から都会に働きに行って成功した人が、
自分のふるさとを助けるために寄付するというイメージでしたが、
なんだかちょっと違うみたい。
返礼品目当てで知らない土地にふるさと納税をしてもいいらしいし、
納税をすれば今払っている税金も安くなりお得なことばかり。
しかもそんなに高額を払わなくても大丈夫らしい。
それなら自分もやってみたいなと思っている人もいることでしょう。
でもどうやったらいいのかよくわからないし、
「何かめんどくさいからやっぱりやめておこうか」
となってしまいがち。
でも大丈夫ですよ!
ふるさと納税について、
その仕組みをわかりやすい解説でご紹介しますね。
ふるさと納税の仕組みって?税金控除の計算方法と手続き方法!
ふるさと納税とは、
納税と名前はついていますが、
簡単に言うと応援したい自治体に寄付するということです。
自分や家族と全く縁の無い自治体でも、
応援したいと思ったのなら寄付してもいいのです。
ふるさと納税をすれば、
お礼として返礼品が贈られてくる場合があります。
最近では返礼品合戦になっているような気がしますが、
返礼品も地元の特産品で日本中にアピールしたいと思っているものばかりですので、
寄付する方は返礼品目当てでふるさと納税をする地域を選ぶことは別に恥ずかしい事ではありません。
またふるさと納税をすることで自分が支払った所得税が還付されたり、
住民税が控除されたりします。
ふるさと納税をしてもらった地方自治体は税金が潤い、
いろんなことにお金を使うことができる。
贈った方は返礼品がもらえて所得税や住民税が安くなる、
と双方にメリットばかりです。
ぜひ上手に利用して、お互いにハッピーになれるようにしましょう。
まず手続きの方法を解説します。
①ふるさと納税を行いたい自治体を探す
お礼の品目当てでもいいですし、
応援したいと思っている自治体でもいいです。
寄付金の使い道や寄付金額で選んでもいいでしょう。
②寄付の申し込みをする
自治体が決まったらふるさと納税の申し込みをします。
電話やFAX、メールや直接窓口に行くなどの方法のほか、
インターネットでの申し込みを行っているところもあります。
③寄付金を支払う
連絡するとその自治体から、
振込用の納付書など必要な書類が届きます。
指定口座への振り込みや現金書留、
クレジットカードでの支払いなどの方法があります。
④お礼の品物とお礼の手紙と証明書が届く
寄付金を送ると、
自治体からお礼の手紙とお礼の品物(あれば)と、
「寄附金受領証明書」というものが届きます。
「寄附金受領証明書」は確定申告の時に必要ですので、
なくさないようにしましょう。
次に還付金や控除の計算方法を見てみましょう。
1万円をふるさと納税した場合、
1.所得税の控除
(ふるさと納税-2,000円)×所得税率(所得額によって0~45%)
2.住民税からの控除
(ふるさと納税-2,000円)×10%
3.住民税からの控除
(ふるさと納税-2,000円)×(100%-10%(基本分の税額控除)-所得税率)
上記の場合、所得税率が10%なら、
所得税分から800円の還付金+住民税の基本分800円+ふるさと納税特例分6,400円控除=合計8,000円分が還付・控除されます。
実際は、所得税率や年収・家族構成によって変わります。
きちんとふるさと納税の仕組みを知ればお得に控除が受けられる!
還付や控除を受けるためには、確定申告しなければいけません。
しかしサラリーマンなどは確定申告をするのは面倒、
時間がないという方もいることでしょう。
そういう時は便利な
「ふるさと納税ワンストップ特例」
を利用しましょう。
ふるさと納税ワンストップ特例とは、
元々ふるさと納税以外で確定申告をする必要がない人で、
1年間のふるさと納税の申し込み先が5自治体以下の人が利用できます。
手続きは自治体へ
「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」
というものを郵送するだけです。
自治体があなたの代わりに、
お住まいの地域に還付や控除に必要な情報を連絡してくれます。
「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」は、
総務省のサイトや各自治体のサイトでダウンロードすることができますので、
プリントアウトして自治体に送るようにしましょう。
まとめ
ふるさと納税を簡単にまとめると、
・ふるさと納税は、応援したいと思った自治体に申し込んで寄付すると、
お礼の手紙とお礼の品と「寄附金受領証明書」が送られてきます。
・「寄附金受領証明書」を確定申告の際に提出すると、
所得税や住民税が還付・控除されます。
と、こんな感じです。
思っていたよりも簡単じゃないですか?
ふるさと納税はお礼品や税金の還付や控除も大切ですが、
何より地方が元気になってほしいという想いが大切です。
お礼の品も素敵なものばかりですので、
ぜひふるさと納税を行ってみましょう。