初めて妊娠すると今まで経験のしたことのない、
いろんなからだの変化を感じることがありますよね。
妊娠したから仕方がない、
出産すれば収まるというものと、
「胎児にも影響が出るかもしれないから気にした方が良い」
という症状のものがあります。
その中でも、
妊娠中に体が痒くなるという症状が起こる人がいます。
妊娠中に体が痒くなる原因って何なのでしょう?
放っておいていいものなのでしょうか?
市販のかゆみ止めを使っても大丈夫?
いろいろ疑問も出てきますよね。
そこで妊娠中の体の痒みについて、
その原因と対処法を調べてみました。
妊娠中に痒みがひどくなりやすいのはズバリ胸!その原因とは?
妊娠すると体のあちこちが痒くなる、
というママさんは意外と多いものです。
痒みというものは我慢するのが難しく、
無意識にかきむしってしまい、
傷ついて余計に痒くなるということもあり得ます。
妊娠中ですから、
市販の塗り薬をぬったり、
かゆみ止めの飲み薬を飲んだりしても大丈夫なのかと不安になりますよね。
痒さでイライラして、
おなかの赤ちゃんにも悪影響が出そうな気がすると
不安な人もいることでしょう。
妊婦さんが感じる痒みの原因は、
①ホルモンバランスの崩れ
妊娠するとエストロゲンという女性ホルモンが急増します。
エストロゲンは肝機能を低下させ、
胆汁がうまく排出されなくなり胆汁酸が皮膚組織に入り込みます。
この胆汁酸が痒みを起こす原因になります。
②乾燥肌
妊娠すると体の中の水分が子宮に集中しがちです。
皮膚に行き渡る予定の水分が子宮に集めるため、
乾燥肌になって痒くなることがあります。
③敏感肌
妊娠すると肌が敏感になり、
下着や服の擦れがお肌を刺激して痒みを感じることがあります。
また妊娠線、
つまり急激に大きくなるお腹や胸などが肉割れを起こし、
皮膚が薄くなり痒みの症状が出る場合もあります。
④体温の上昇
妊娠すると基礎体温が上がり、常に火照っている、
汗をかきやすくなるということもあります。
あせものような症状が出やすくなり、
痒みを感じるという人もいます。
妊娠して痒みを感じる部位は人によって様々です。
一人目のときは痒みなど全く感じなかった方でも、
二人目はものすごく痒かったという先輩ママさんもいます。
特に妊娠中は胸が痒いという人は多いです。
妊娠初期は母乳の準備のため乳腺が発達してきます。
乳腺が発達すると乳首などが敏感になり、
下着が擦れただけでかゆみを感じることがあります。
中期になると胸はどんどん大きくなります。
人によってはブラジャーのカップが、
2サイズも変わるということもあります。
後期になると胸やお腹が大きくなり、
あせもができやすくなります。
それでなくても体温が上昇していますし、
クーラーで体を冷やしたり冷たい飲み物を飲んだりすることもできません。
本当に妊婦さんは大変です。
妊娠で痒みが初期から現れる場合に気にしておきたいこと
妊娠中の痒みは周期が進むにつれ収まる傾向です。
それでも痒いものは痒い!
収まるまで待てないという人もいるでしょう。
妊娠初期から胸が痒いという人は、
保湿クリームを付けてみましょう。
乾燥肌が痒みの原因になっていることも考えられますので、
お風呂上りに保湿クリームをうすく伸ばすように保湿してあげましょう。
きめ細かく柔らかい肌にしておくと、
胸が大きくなってきても皮膚が割れることが少なくなります。
どうしても我慢できない、
掻きむしってしまうという人は、
病院でかゆみ止めを処方してもらいましょう。
皮膚科でもいいですが、
かかりつけの産婦人科でもらう方が安心ですね。
妊婦さんでも安全な薬を処方してくれますよ。
市販されているかゆみ止めは注意書きに
「妊娠中の使用は医師にご相談ください」
と書かれていることが多いので、
やはり病院で相談した方が安心ですよね。
まとめ
妊娠中は身体のいろんな部分が、
いつもと違うようになります。
とにかくストレスを溜めることは、
赤ちゃんのためにもよくありませんので、
不安に思ったら何でもお医者さんに聞いてみるようにしましょう。