人間と同じように、
わんちゃんも年老いて介護が必要になる場合もあります。
子犬の時から可愛がっていたわんちゃんなら特に、
最期までそばにいてあげたいものですね。
人間と同様に老犬の介護も大変なもので、
そのため飼い主さんは体力的にも精神的にも負担がかなりあるようです。
今回は飼い主さんたちの身体や心の負担を少しでも軽く出来るよう、
老犬の介護についてご紹介します。
老犬の介護の辛い現実
わんちゃんが老犬になると、次のような傾向が出てきます。
- 寝ていることが多くなる、あまり動かない。
- 目が見えにくくなり、耳も聞こえなくなる。
- 警戒心が強くなり(目の見えにくいことからくる)突然飼い主にむかって唸ることもある。
- 毛のつやが悪くなる、毛の色もうすくなる。
次に介護が必要なわんちゃんの症状です。
- 夜鳴きや何もなくても吠え続ける。
- 寝たきりになる。
- トイレが上手く一人で出来なくなる。
- 足に力が入らなくなり、特に後ろ足が踏ん張れなくなる。
- 硬いドッグフードを柔らかくしないと食べられなくなる。
- 認知症になる。
夜鳴きが続くのは飼い主さんにとって本当につらいものです。
寝不足が続き、疲れがたまり倒れてしまった。
なんて飼い主さんもいるようです。
このような場合は無理せず、
かかりつけの獣医さんに相談したり、
眠れるお薬をもらってきましょう。
かかりつけの獣医さんなら、
わんちゃんに合ったお薬を出してくれるはずです。
また認知症の予防のために、
お散歩の仕方も少し工夫をしてみるといいようです。
公園など安全な場所で後ろ歩きをしたり、
色々な障害物をよけて歩いたり、
ゆっくりと歩くということも脳に刺激を与えてよいとのこと。
他にはアスファルトの上だけでなく、土、草、
砂利道を歩くことでも刺激になるので予防になります。
トイレも症状が軽いうちに、
トイレが上手に出来たらご褒美をあげる、
というようにトレーニングをしてあげましょう。
できるようになるわんちゃんも多いようなので、是非試してみてください。
無理せず時には頼ってみて!!老犬の介護施設
老犬の介護施設は、老犬ホームなど現在かなりあり、
スタッフさんも24時間在住している所が結構あるようです。

都心から離れた所ではドッグランがあるところもあります。
家族同然に暮らしてきた愛犬を老犬ホームに入れることに、
罪悪感を感じる飼い主さんもいるかもしれません。
しかし飼い主さんの身体的負担、精神的負担を軽減するために、
利用するのも一考です。
利用したからといって薄情だということにはなりません。
悪いことではないと思いますよ。
老犬との最期の別れ方
小さいときから可愛がっていたわんちゃんも、
最期を迎える日がいつかはやってきます。
最期のときが近づいていると感じていても、
辛くて泣いてしまうこともあるかと思います。
でも天国へ行くわんちゃんが楽しい思い出と一緒に旅立てるよう、
飼い主さんは涙はこらえて明るく優しく接してあげてください。
わんちゃんが最期をむかえたら
わんちゃんのカラダは思っているより早く硬直します。
手足が伸びたままにせず、
そっと折り曲げて棺に入りやすいようにしてあげてください。
瞼も優しく閉じてあげて、
排泄物や口から体液が出てくるのを拭い、
清めてあげましょう。
涙が出てくることもありますので拭きとってあげて。
清めた体をタオルでくるみ、
用意した棺にわんちゃんの体が傷まないよう、
保冷剤やドライアイスと一緒に入れてあげます。
わんちゃんの遺体を安置するのは1日ぐらいを目安にします。
火葬や土葬にするまでの時間は、
今まで一緒に暮らしたわんちゃんに感謝の気持ちで寄り添ってあげてください。
まとめ
人間もペットも、介護は体験した人にしかわからない大変なものです。
介護用品や施設の利用、
家族や周囲のからのサポートを受けながら、
一人で抱え込まないで無理せず介護してくださいね。
また家庭での介護生活における介護グッズや注意点に関しては、
こちらの記事を参考にしてみてください。
>> 老犬用の介護グッズがあるって知ってる?おうちで役立つおすすめ用品