貝と言えばあさりとしじみがメジャーですよね。
手に入れやすい価格ですし、ボリュームもあり何より美味しいです。
いろんな料理にも使うことができてなかなか便利なので、
良く購入するという人も多いのではないでしょうか?
あさりとしじみ、どちらも二枚貝というのは共通していますね。
この二つの貝の違いとは何なのでしょう?
そこで知っていそうでよくわからない、
あさりとしじみの違いを解説しますね。
しじみとあさり!味噌汁に入れるならどっち?ふたつの違いと見分ける方法!
まずあさりとしじみの違いで一番に分かるのは見た目です。
あさりは大きさが3~4cm以上のものが多く、
貝殻にはいろんな模様が入っています。
白っぽかったり白と黒がまだら模様だったりします。
あさりの貝の柄は生息地で変わってくるのだそうですよ。
対してしじみは2cmほどの小ぶりの貝です。
貝殻は黒っぽいものが多く、白いしじみはほとんどありません。
他に生息地が違います。
あさりは海に住んでいるもの、しじみは淡水、
あるいは河口などの淡水と海水が混ざっているところに住んでいます。
したがってあさりとしじみは全く違う種類の貝ということになります。
あさりは海の砂の中で生活しているため、
砂が貝の中に入ってしまいます。
なのであさりは砂抜きが必要になってきます。
しじみは淡水の泥地に住んでいることが多く、
砂や泥を貝の中に入れることはほとんどありません。
なのでしじみは砂抜きの必要はありません。
あさりとしじみは親戚でも何でもありませんが、
美味しくて肝臓に良いエキスを出してくれるという点では共通しています。
二日酔いの朝にあさり・しじみの味噌汁を飲むのが良いという点でも、
どちらも甲乙つけがたいです。
私個人としましては、しじみは小さくて身を食べるのが面倒なので、
具を味わうというより汁の味を楽しむという点で、
味噌汁ならしじみにすることが多いです。
もちろんあさりの味噌汁も好きですよ。
あさりとしじみの違いを知ろう!どっちもおいしくてポピュラーな貝だった!
あさりとしじみの一番の違いは、
やはりその大きさではないでしょうか?
身を食べるという点では、
あさりの方が食べごたえがあります。
また出汁はあさりの方が、
しじみよりもたっぷり出てきます。
なのでボンゴレや酒蒸しなどあさりは、
出汁と身を同時に楽しむ料理がいろいろありますよね。
身だけを取り出してあさりご飯という方法もあります。
ただ、あさりは砂抜きしないと食感が悪くなるので、
ちょっと手間がかかりますよね。
しじみは身を食べるというより身体に良いエキスを味わう方を
重視する貝のような気がします。
砂抜きの必要はありませんが、
しじみの身はやや泥臭くクセがありますね。
この癖のある味が好きという人もいますけど、
好き嫌いがわかれるところでもあります。
見た目が小さく黒っぽいというのもあり、
あまりしじみ料理というのはないように思います。
しじみは身を食べるのには不向きで見た目も悪いので、
貝殻ごと料理に使うのは向いていません。
しじみは良いエキスが出るので、
スープや炊き込みご飯の出汁に使うのがいいかもしれませんよ。
それでもどちらの貝も美味しくて体にも良いと言えます。
また手に入りやすくポピュラーな貝ですので、
食卓に登場することも多いですよね。
値段もしじみの方がやや高めですがそれほど大きく変わりませんので、
お好みや料理によって使い分けてみましょう。
まとめ
あさりとしじみの違いは、
①大きさ
あさり…3~4cm以上
しじみ…2cmほど
②生息地
あさり…海水
しじみ…淡水or薄い海水
③味
あさり…淡白
しじみ…濃いめ
④手間
あさり…砂抜きが必要
しじみ…砂抜きは必要ない
⑤出汁
あさり…塩の効いたたっぷりの出汁
しじみ…栄養素がいっぱい入った出汁
それぞれの特徴を知ったうえで美味しくいただきましょう。