コウモリが住み着いてお困りではありませんか?
ゴキブリや蛾、蚊などはスプレー等でやっつけたり、
巣ごと全滅させることできますが、
コウモリとなると空を飛ぶし、
巣も届きにくいところにあったして、
そう簡単にはできそうにないですよね。
そして何よりコウモリは、ゴキブリや蛾など害虫を食べる益獣の為、
法律で勝手に捕獲したり、殺傷することができないことになっています。
とはいえ、糞やダニ、夜は騒音等の被害もあるので、
どうにか追い出したいですよね。
そこで今回は一般の方ができるコウモリの駆除方法や、
駆除に適した時期などご紹介します。
コウモリの駆除に最適な時期を知っておきましょう
私たちがよく見かけるコウモリは、
「アブラコウモリ」という4cm~6cmの小さいコウモリです。
小さい身体のため、隙間が1.5cmあれば、
壁や窓の隙間、換気口から入り込んできます。
よほどでない限り人に噛み付くことはなく、
大人しい性格ですが、繁殖力が強いので、
気がついたら100匹くらいに増えていたなんてこともあります。
100匹なんていたら騒音や糞も物凄いことになっていそうですよね。
そうなる前に早めの対策をしましょう。
コウモリは4~10月が活動時期で、
時間帯は日が暮れてから夜間になります。
7月くらいに出産して1ヶ月程子育てののち、
子コウモリは巣立ち、11月~3月は冬眠期間になります。
以上のことから、7~8月の飛べない子こうもりがいるときや、
11~3月の冬眠しているときは避けましょう。
その時期に駆除しようとするとその場で動けなくなり、
効率よく追い出すことができなくなってしまいます。
また駆除する時間帯としては、
コウモリは日が暮れるころから動き出すので、
その時に駆除すると出ていきやすくなります。
ただ危険が伴わないわけではないので、
一般の方が駆除する場合は慎重に行い、
もし、難しそうならコウモリ駆除専門業者に頼みましょう。
コウモリの駆除に磁石が効くって本当!?
結論から言いますと、どうやら磁石は殆ど効果が期待できないようです。
コウモリは自ら超音波を発して飛んでいて、
その超音波によって自分のいる位置や建物、
木などの障害物の位置を確認しています。
その超音波に磁石が効いてコウモリを混乱させる、
というようなことが言われていますが、
コウモリの超音波と磁石の磁場は全く別物なのでそれは考えにくい、
と専門業者が言っていました。
前述にもありますように、コウモリはゴキブリ、
蛾、蚊などを食べるので益獣として法律で守られています。
そのため、殺傷や捕獲は禁止されています。
ですのであくまでも「追い出す」方法を取らなければなりません。
ではどうやって「追い出す」ことが出来るのか?
次は一般の方がコウモリを「追い出す」方法をご紹介します。
1 コウモリの侵入口や侵入経路を見つける!
主に換気扇や窓や壁の隙間、通風口、戸袋等を点検します。
糞が落ちていればその付近に巣を作っている可能性があります。
2 コウモリを巣から追い出す!
忌避スプレー、くん煙剤でコウモリを追い出す。
屋根裏や天井裏にはくん煙剤が便利です。
コウモリを追い出したら巣を取り除き、糞の掃除、
病原菌対策のため除菌も忘れずに行いましょう。
3 コウモリが戻ってこないように侵入口をふさぐ!
壁や窓の隙間、通風孔、換気扇等すべて侵入できそうなところは塞ぎましょう。
壁の隙間はシーリング材(ホームセンターで売っています)で、
通風孔のような完全に防ぐことが難しい場所は、目の細かい金網を使います。
まとめ
コウモリを駆除する方法をご紹介してきましたが、
一般の方が駆除するには、
コウモリの巣が作業しにくい場所にあり、暗い時間帯のため、
安全にできるとは言いがたいのが正直なところです。
ですので、
信頼できる駆除専門業者に頼んだ方がいいのかなと個人的には思います。
糞や巣にあるダニや病原菌の心配もありますし、
専門業者は駆除後の清掃や除菌までおこなってくれます。
ご自分で駆除を行う際は準備をしっかりして、
慎重に行ってくださいね。