さまざまな料理に使われ、
昔から食卓に並ぶことが多い「あさり」
ミネラル・タウリン・亜鉛・ビタミンB2・鉄分などを含んでおり、
疲労回復・美肌効果・貧血予防などに期待できます。
そんな健康効果が高いあさり、
できれば定期的に食べたいですよね。
みなさんはあさりをどのように調理して食べているでしょうか?
あさりご飯にしようか、
酒蒸しにしようか、
まずはやっぱりお味噌汁…
どんなメニューにしようか考えるとわくわくしますよね?
でもその前にしなければいけない大事な下処理が砂抜きです。
ちょっと面倒くさいですが、
せっかく美味しく調理しても、
口の中で「ジャリッ」なんて台無しですよね?
必ず砂抜きしてから調理するようにしましょう。
でもこれがなかなか難しい。
意外とうまくいかないのが砂抜きです。
あさりが全然開かない、
砂抜きが十分に出来なかったなど
砂抜きに失敗してしまった経験ってありませんか?
失敗してしまった原因は何でしょう?
失敗しても食べられるのでしょうか?
あさりの砂抜きを失敗したらどうなる?これって食べれるの!?
あさりを塩水に入れて、
しばらくたってもなかなか変化がない。
十分に砂抜き出来ているのか不安…
でも今日の夜ごはんは、
あさりを使ったメニューしか考えてない!
このままでも食べられるの?
そんな疑問にお答えします。
まずは、食べられるかの判断方法をご紹介します。
- 口が開きっぱなし
- 臭い匂いがする
- 火を通しても全く貝が開かない
- つんつんしても中身が出たままで引っ込まない
このような状態だった場合は死んでしまっている可能性が高いので、
食べないで捨てましょう。
砂抜きが出来ていなくても、
加熱調理してあさりが開いていれば食べられます。
ただジャリッとするかもしれませんが…
あさりの砂抜きを失敗する原因って何?失敗しない砂抜きの方法!
まずは砂抜きの失敗例をいくつか挙げたいと思います。
- 水の温度が高すぎた
- 真水に入れてしまった
- 塩を適当に入れた
- 密閉容器に入れたため呼吸ができなかった
思い当たることはありませんか?
基本的なあさりの砂抜きをご紹介します。
- 水道水で3%濃度の塩水を作る。(水1リットルに対して食塩30g)
- 塩水が入ったボールに、その上からざるを食塩水に浸すように入れる。
(バットなどに並べてもOK)
- そのざるの上に、重ならないようにあさりを並べる。
- その上から新聞紙をかぶせ、暗い場所に置く。
- 3時間ほど放置する。
あさりは300g~500gとします。
水の量が多かった場合は減らします。
呼吸するので表面が少し出るくらいでも大丈夫です。
水は20度くらいでぬるくなく冷たすぎないことがポイントです。
大切なのはあさりの性質を知った上で
あさりが呼吸しやすい環境を作ってあげることです。
あさりの住んでいたところと同じ条件にすると
自然と呼吸し、砂を吐き出してくれます。
まとめ
砂抜きに失敗して砂を含んでいる場合でも
少量の砂であれば食べられます。
ですがせっかく美味しく調理したのに「ジャリッ」となったら、
一気に気分が下がりますよね。
ポイントはあさりが自然と呼吸できる環境づくりです。
特に塩水の濃度には気をつけましょう。
あさりはデリケートなのでなかなか開いてくれません。
今回ご紹介したポイントをしっかりおさえて放置しましょう。
驚くと慌てて引っ込んで閉じてしまいますので、
途中で確認する場合はそっとのぞくようにしましょう。
中から身が出ていたり、
ボールの下に砂がたまっていたり、
上にかぶせた新聞紙が濡れていたら
砂をはいている証拠です。
3時間ほど放置すれば大体砂抜きできていると思って大丈夫です。
最近、スーパーで売られているあさりは事前に砂抜きされていることが多いので、
砂が出てこないことがあります。
砂抜きが面倒くさい人は、
砂抜き済みと書いてあるものを買ってしまう方が
早いかもしれないですね。
ご参考になったでしょうか?
砂抜きされたおいしいあさりメニューができますように。