二人の結婚が決まり、
婚姻届の準備をしていくと、
婚姻届の証人に悩むことがありますよね。
証人って誰になってもらったらいいのか、
頼めそうな人がいないかもと考えてしまうかもしれません。
数十年前の私の時には、
なんとなく両家の父親にお願いしました。
一般的にも双方の親に
お願いすることが多いようです。
しかし、なんらかの事情で
親にはお願いできない場合もありますよね。
そんなときは、
誰にお願いしたらよいのでしょうか?
また証人が不要の場合はあるのでしょうか?
婚姻届の証人がいない場合、
親に頼めないとき、
誰に婚姻届の証人になってもらえばいいかをお話したいと思います。
婚姻届の証人欄、親に頼めない時は誰に頼むべき?
婚姻届の証人を、自分、
もしくは結婚相手の両親に頼めない場合、
誰にお願いしていいのか悩みますよね?
婚姻届の証人は、
20歳を超えており、
二人が結婚することを認める人ならば、
誰でも証人になってもらえます。
たとえば隣に住んでいる人とか、
よく行くお店の店員さんとかにお願いしてもいいのです。
ですがもう一度、
周りの人で本当に誰もいないのか、
二人で考えてみましょう。
たとえば仕事関係のひと。
上司や同僚、
その他仕事で付き合いのある方にお願いできないでしょうか?
結婚はめでたいことですので、
思っているよりも協力して頂けるかもしれません。
また親戚の中にも
引き受けてくれそうな人はいないでしょうか?
おじさん、おばさん、いとこなど、
小さい頃は会ったことがあるけど、
最近はあまり付き合いがなかった親戚でも
事情を話して丁寧にお願いしてみましょう。
大きくなったんだなあと喜んでくれるかもしれません。
これまでの二人の友人の中には、
お願いできる人はいないでしょうか?
小学校、中学校、高校などの友人は、
二人の証人になってほしいと言われれば、
頼りにされているんだと思って協力してくれると思います。
また学校の恩師にお願いすることも多くあるようです。
お世話になった先生に、
ぜひとお願いしてみましょう。
借用書や賃貸契約などの保証人と勘違いして、
断られることもあるかもしれませんが、
婚姻届の証人と保証人は違います。
婚姻届の証人はそもそも、
「届出人二人の自由な意思で婚姻を決意したことを証明する」
という意味で証人になります。
婚姻届の証人は、
偽装結婚などの犯罪の予防が目的の一つですので、
法的になんらかの義務も責任もありません。
ためらっている方がいたら、
そのことを説明し安心してもらいましょう。
よく考えてみてもどうしても見つけられない場合は、
保証人の代行サービスもあります。
代行サービスは、
料金を支払って証人になってもらうというものです。
司法書士や行政書士が行っていることが多いようですが、
個人情報を集める目的などの
悪質な業者もあるようですので注意が必要です。
良く調べて、
実績のある司法書士や行政書士にお願いしましょう。
婚姻届の証人が居ない!不要な場合ってあるの?
婚姻届の証人は
その届出の正確性を高めるために必要です。
大事な届出ですので、
婚姻届が本当に2人の意思なのか、
勝手に出されていないのかを確認するために、
民法で定められています。
そのため証人は必ず必要なのです。
もし、
「証人はいらない」
「二人の気持ちだけで結婚したい」
ということであれば、
事実婚という形があります。
それであれば婚姻届そのものが不要になります。
しかし色々な制度が整ってきたとはいえ、
まだまだ公的な権利や
サービスが受けられないものも多いですので、
よく考えましょう。
まとめ
婚姻届の証人には、
20歳をすぎていれば誰でもなれます。
2人でもう一度、
これまで出会ってきた人たちを考えてみましょう。
結婚はおめでたいことですので、
思っているよりも引き受けてくれる人がいると思います。
もしいなければ、
代行サービスなどを利用することを検討しましょう。
誰に証人を頼んだとしても、
結婚が法律上認められる事には変わりありません。
結婚すると色々な手続きや、
やることが多くて大変ですが、
2人で力を合わせて
ひとつひとつ乗り越えていきましょう。