「最近、なんだか耳鳴りがするのよねえ」
と、気になってはいませんか?
- 朝、起きると耳の奥で「ゴー」と風が鳴っているような気がする。
- 片方の耳だけが「キーン」とした音が聞こえるような気がする。
- なんだか耳がふさがっているようで、音が聞こえづらい。
こんな症状はありませんか?
「ここのところ忙しいし、たかが耳鳴り、そのうち治るでしょう」
などと軽く考え、そのまま放置していませんか?
実は、耳鳴りがするのには、それなりの原因があるのです。
耳鳴りの原因について調べてみましたので、ご紹介しますね。
耳鳴りと一緒にめまいや吐き気がある場合に考えられる原因とは
耳鳴りとは、耳の奥の方で、
「キーン」「ジーン」「ゴー」
などの音が聞こえるような気がする、といった現象です。
水の中にいるように音がこもって聞こえる場合もあります。
自分では不快感を感じているのですが、
周りの人には聞こえないので、原因を探るのは難しいです。
耳鳴りが起こる原因は、
①血行不良
ホルモンのバランスが崩れ、三半規管や中耳、内耳の血流が悪くなるため耳鳴りが起こる。
②ストレス
強度のストレスは自立神経が乱れる原因となり、耳鳴りの症状が出ることがある。
③難聴
加齢により、耳の機能が低下して聞き取りにくくなるため、
脳が聞き取ろうと無理して感度を上げるため、耳鳴りがしてしまう。
④メニエール病などの病気
メニエール病や突発性難聴など、病気が原因で耳鳴りの症状が出る時もある。
特に女性は更年期障害の一つとして耳鳴りがすることもあります。
これは女性ホルモンの減少や、自律神経の乱れなどが挙げられます。
耳鳴りだけでも不快ですが、
耳鳴りと同時に吐き気やめまいを感じると、何だか心配ですよね。
耳鳴りの多くは、更年期障害やストレスなどが原因ですが、
強いめまいを感じるときはメニエール病、
吐き気や肩こりがある場合は高血圧の疑いがあります。
耳鳴りがする時は、まずは耳鼻科を受診して原因をはっきりさせて、
適切な治療を行うようにしましょう。
耳鳴りやめまいと肩こりの切っても切れない関係とは?
耳鳴りと同時にめまいや肩こりが起こるという人は、
自律神経失調症ということも考えられます。
自律神経失調症とは、ストレスなどが原因で体のあちこちに不調が現れることです。
人によって症状は様々ですが、
- 頭痛
- 首の痛み、首こり、肩こり
- 背中の痛み、背中のこり、腰痛
- 食欲不振
- 便秘・下痢
- 手足の冷え
- 生理不順
- 生理痛
- めまい
- だるさ
- うつ、気分の落ち込み、意欲の低下
- 不眠
などが挙げられます。
また更年期障害は耳鳴りや頭痛、めまいが同時に起こることもあるのだそうです。
更年期障害は一般的には40歳半ば前後に起こると言われていますが、
最近では強いストレスで、
30歳過ぎから更年期障害によく似た症状が起こる人もいます。
いずれにしろ、ホルモンのバランスが崩れるのが原因のようです。
ストレスが溜まるのもホルモンバランスを崩す原因の一つです。
耳鳴りやめまい、肩こりが起こっても、
「歳だから?」
とあきらめずに普段の生活を振り返ってみましょう。
まず肩こりは、
姿勢の悪さやストレスでの極度の緊張感から筋肉が固まり、
血流が悪くなることで起こります。
全身の血流が悪くなるので、
脳まで十分な酸素を送ることができず、
頭痛や吐き気が起こります。
また脳が活発に動くための血液や酸素が不足することで、
音を感じ取る聴覚の働きが鈍くなります。
脳はより多くの音を聞きとろうとして一生懸命に働くのですが、
力が足りずにそれが耳鳴りになって現れます。
耳鳴りがすることで余計にイラつき、ストレスが溜まり、
そして血流が悪くなり~~と、
どんどんマイナス要因に陥ってしまします。
まずは十分な睡眠、暴飲暴食を避けバランスのとれた食事、
適度な運動、時にはリラックスタイムを設けるなど、
ストレス軽減を心掛けるのが耳鳴りを無くす早道かもしれません。
まとめ
耳鳴りがひどいときは重大な病気が隠れていることもあります。
耳鼻科や婦人科などを受診して何が原因か調べてみるのをおすすめします。
薬の投与で簡単に改善することもあります。
「たかが耳鳴り、されど耳鳴り」ですよ。