炭酸飲料は子供に害があるって、
聞いたことありませんか?
私が学生のころは、
「炭酸飲料は骨をとかす」とか「歯をとかす」とか言われ、
中学の部活でも飲んではいけないと教えられました。
今でも時々聞きますよね。
私も母親になり、
子供にいつから炭酸飲料を飲ませてもいいのかなと考えていました。
子供が小学生になり、
初めのうちは「ぴりぴりする!」と子供自身が嫌がっていましたが、
ファミレスのドリンクバーやイベントでもらったジュースが炭酸だったりして、
いつのまにか勝手に飲むようになっていました。
炭酸飲料は子供も飲んでいますし、
私も飲みますが、
頭のどこかで「骨や歯をとかす」というのが長年、気になっていました。
本当のところはどうなのでしょうか?
炭酸飲料は子供にどんな影響をあたえるのでしょうか?
親なら知っておきたい!炭酸飲料が子供に与える影響とは?
炭酸飲料は2種類あります。
糖分が入っている「炭酸飲料」と、
糖分が入っていない「炭酸水」です。
前者が「コーラ」などに代表される炭酸のジュースです。
後者は炭酸入りのミネラルフォーターです。
今回は子供が飲むことの多い、
糖分の入っている「炭酸飲料」について解説したいと思います。
炭酸飲料の害としてまず一番心配なのが、
糖分です。
炭酸は冷たくして飲みますし、
シュワシュワしていて刺激があります。
そうすると舌の感覚が鈍り、
甘さを感じにくくなります。
なので意外と清涼飲料よりも多くの糖分が含まれています。
350mlのコーラには、
9~10個の角砂糖と同じ量の糖分が含まれているといわれています。
すごい量ですよね!
子供の肥満も問題になっていますし、
気を付けたいですね!
その糖分が口の中に長く残るようだと虫歯も心配です。
しかし時間を決めて飲んだり、
飲んだ後に歯磨きをして、
長い時間糖分が口の中にとどまらなければ、
それほど心配しないで大丈夫です。
次に気になるのが炭酸飲料に含まれているリン酸です。
リン酸は過剰に摂取すると、
血液中のカルシウムと結びついて、
尿として排出されてしまうそうです。
「骨をとかす」と言われるようになったのは、
このためですね。
また炭酸を飲むとお腹がいっぱいになって、
きちんとご飯を食べられなくなり、
栄養が偏ってしまいます。
子供の胃は大人より小さいので、
影響が大きくなりますよ!
それでも飲みたがる…炭酸飲料を子供にいつから飲ませて良い?
炭酸飲料が子供にとって気をつけないと害になる、
そうはいっても子供は飲みたがりますよね?
飲ませるとしたら、
いつからなら飲まてもいいのでしょうか?
一番気を付けたい糖分の摂取量ですが、
世界保健機関(WHO)は成人の1日の砂糖摂取量を25g程度までと発表しています。
(25gはティースプーン6杯くらい)
炭酸飲料1本飲んでしまうと、
軽く一日分を超えてしまうのですね!
他に米国心臓協会は、
小児は25g以下、
2歳未満は一切ひかえるべきという提言を発表したそうです。
ということで、
まずはきちんと3食、
ご飯が食べられるようになって、
おやつの時間などの生活のサイクルが整ってきてから、
時間と量を決めて、飲んでみるのがいいかと思います。
まとめ
炭酸飲料は、飲んだ後の歯磨きや、
おやつの時間だけなどの、
お母さんとの約束を守れるようになったら、
味見程度に飲ませてもいいかもしれません。
ただ飲みすぎには、
大人も気を付けたいですね。
糖分の入っていない「炭酸水」もミネラルを多く含むものは、
腎臓に負担をかけるといわれていますので、
小さいうちは飲みすぎないほうがいいですね。
しゅわしゅわとくせになる炭酸飲料ですが、
飲みすぎには注意していきましょう。