「鬼は~外、福は~内」と大きな声が響く節分の豆まき、
多くのご家庭で行われる春の行事ですね!
最近では「豆まき」のほかに、
「恵方巻き」を食べるお家も多くなりましたね!
デパートやスーパー、
コンビニなどでも売られている「恵方巻き」
いろんな種類があって、
どんな「恵方巻き」にするか楽しみですね。
手作りで作ってますという家庭も多いことでしょう。
ところで、みなさんのおうちでは、
豆まきをしてから恵方巻きを食べますか?
恵方巻きを食べてから、豆まきをしますか?
私のうちでは、その年によって、
鬼役のお父さんが帰ってきているときは、
豆まきを先にしてから恵方巻きを食べたり、
鬼役が帰ってきていないときは、
恵方巻きを食べてから豆まきしたり……?
私が子どものころにはなかった「恵方巻き」の行事でしたので、
な~んとなく行ってしまっていました。
本当は正しいやり方があるのでしょうか?
というわけで今回は、
節分での豆まきと恵方巻き、
どっちを先にしたらいいのかご紹介します。
豆まきと恵方巻きのどっちが先?正しい順番はこうだった!
順番でいえば……
「豆まき」をしてから「恵方巻き」が理想的です。
節分の豆まきは歴史も古く、
昔、暴れる鬼が出たとき、
お坊さまが大豆を鬼の目に投げつけたところ、
鬼を退治できたという話が残っており、
魔目(まめ)に豆を投げつけて、
「魔を滅する」で魔滅(まめ)という言い伝えがあり、
平安時代の宮中行事としても行われていたそうです。
一方、「恵方巻き」は関西地方で行われていた風習を、
コンビニが「恵方巻き」として大々的に売り出したため、
全国に広まった行事です。
もともとは関西地方の商人や芸子さんが、
商売繁盛を祈り「のり巻き」を食べる習慣があったようです。
「のり巻き」そのものが、
福を巻き込むという縁起物ですし、
鬼の金棒に見立てている意味もあるそうです。
と、いうことは、
「豆まき」と「恵方巻き」はもともと、
別の行事なのですが……
そうはいっても、
「豆まき」してから「恵方巻き」を行ったほうがいいでしょう。
なぜ、「豆まき」から「恵方巻き」なのか?
そもそも、「豆まき」と「恵方巻き」にはどんな意味があるのでしょう?
どっちが先かにどんな意味があるの?
まず、「豆まき」は、立春の前日に行われる行事ですが、
季節の変わり目には邪気や鬼が出やすいということで、
邪気や鬼を追い払うために行われてきました。
鬼は夜に出るといわれていますので、
鬼が出る前、夕方くらいに豆まきを行うのが良いようです。
「豆まき」で家の中の、邪気や鬼を追い払い、清めます。
そして「恵方巻き」は、
巻きずしを節分の夜にその年の恵方を向いて、
言葉を発せずに一本まるごと切らずに食べると、
福や運を切らないという意味があります。
願いが叶うとか、
幸せになれるといわれています。
ということは、
「豆まき」で家の中から邪気や鬼を締め出し、
家の中の厄をはらってから、
その年の運気を呼び込むために「恵方巻き」を食べるとよいのです!
まとめ
毎年、
「豆まき」と「恵方巻き」どっちにしょうかなあ?
と、もやもやしてましたが、
その意味を考えて行うとすっきりしますね。
一年の家内安全や幸福を神様にお願いしながら、
行いたい日本の行事です。
一年の邪や鬼を家の中から追いはらう「豆まき」
そして、その年の幸福をお願いする「恵方巻き」
この順番で節分の行事を行えば、
一年おだやかにすごせそうですね!
ただ先に書いたように、
歴史的には別に始まった行事。
そうしなければ絶対にダメ!
という順番ではないので、
家族の都合がどうしても合わないときは、
どちらが先になってしまっても構わないと思います。
その家庭、その家庭で、
楽しい「節分」にしましょう!