荒々しい印象のがんがら祭りですが、子供連れでも大丈夫かと心配される方もいらっしゃるかと思います。
またトイレはあるのか、などがんがら火祭りに子連れで行く場合の注意点などまとめてご紹介します。
がんがら火祭りは子供連れでも大丈夫なの?
はい、大丈夫です。
時間が遅くまであるので、8時くらいにルートの早めのところ(ハローワークあたり)に行けば、混雑もさほどでもありませんし、よく見ることができると思います。
トイレはある?
市役所の向かいに中央公民館があり、そのトイレが使えると思います。
そのほか駅前にダイエーなどスーパー等商業施設がありますので、事前に済ませておかれるほうがよいかと思います。
見どころ
山のほうから松明が下りてくるのですが、ところどころでポーズを決めますが、一番は池田市役所前がメインです。
池田市の重要無形文化財祭礼行事に指定されています。
がんがら火祭りのルート
五月山の愛宕神社から市内をめぐって市役所前周辺。
イベント
大文字焼と大一文字焼が山に灯され、市役所前はダンスの大会が開催されます。
また同時に『いらっしゃい祭』が近隣の小学校を利用して行われます。
屋台の時間
通り道のお店が出店を出してはいますが、いらっしゃい祭で16時~21時くらいまで屋台が出ます。
がんがら火祭りの日程
毎年8月24日
会場 池田市五月山の愛宕神社より市内各所を通り、市役所の前を回って山へ行きます。
雨天の場合、小雨決行、荒天中止
会場へのアクセス
最寄駅 阪急宝塚線 池田駅
駐車場 近隣の駐車場は止めることができませんし、交通規制がありますので公共交通機関のご利用をお勧めいたします。
交通規制 国道176号線と池田市内のいたるところが交通規制の対象になります。
がんがら火祭りの混雑状況
普段は穏やかな住宅地及び駅前ですが、どこからきたのだろうというほどの人が集まります。
特に市役所前は2~3時間前くらいから場所取りが始まります。
がんがら火祭りの概要
山の方からがんがらという鐘の音と共に2ペアの松明を担いだ男たちが降りてきます。
重さ100kg、4メートくらいの松明ですが、歩いているうちに燃えて短くなり途中で付け替えては町の中を3km練り歩きます。
ところどころで2本の松明をクロスさせるところがみどころです。
その日は五月山に大文字やきも焚かれ、道路も通行止めになり、町をあげてのお祭りになります。
松明から落ちた炭は家内安全のお守りになるそうで、通りすぎた後でみな拾いにいきます。
一年家で保管されます。
またがんがら本体の前にこどもがんがらがあり、それは小学生のこどもたちががんがらの登場に先駆けてちいさな松明をもって行列でやってきます。
鳴り物もあってかわいらしいパレードのようです。
がんがら火祭りの由来と歴史
そもそも正保元年(1644年)に五月山山上で百味の箱を竹に立て火をともしたところ、人々がその火を見て、池田に愛宕が飛来したというのが池田の愛宕神社のはじまりと言われています。
京都の愛宕神社の火伏信仰より始まったようです。
このようにはじまりは百味の箱を竹に立て火を灯しただけの質素なものだったようです。
はじめは信仰による静かな祭事だったものが時代を経るにつれて娯楽色が強くなってきました。
各町ごとに作り物が出され、だんじり、夜店が出ていたようです。
のちに文字火の形式は変わったりしていたのが、昭和初期には大松明が登場し、がんがら火は華やいだものに変貌していき、今のがんがら火をこのスタイルを受け継いでいるようです。