出産後忙しくなる前にゆっくり温泉旅行にでも行きたいと
考えている妊婦さんも多いですよね。
しかし、「妊婦さんは温泉浴は禁忌」というのを聞いたことがあったり、
周りに温泉旅行を止められたりした人もいるのではないでしょうか?
本記事では、「妊娠中に温泉に入ったらダメというのは本当?」
という妊婦さんの疑問にお答えします!
妊婦さんは温泉にいつまで入れる?禁忌が見直しになった理由とは?
結論からいうと、妊婦さんが温泉に入ることは全く問題ありません!
もちろん、「温泉の成分が胎児に悪影響」ということもありませんので、
安心してくださいね。
「妊娠中(特に初期と末期)」という温泉浴の禁忌項目も、
現在は見直されて削除されています。
- なぜ禁忌といわれていたのか?
「妊娠中(特に初期と末期)」がなぜ温泉浴において禁忌とされていたのかについて、
実は正確な理由は分かっていません。
考えられる理由を挙げるとすれば、
- 妊娠初期は流産の危険性も高く、つわりなどでそもそも体調がすぐれない妊婦さんが多い
- 妊娠後期は貧血気味になる妊婦さんが多かったり、切迫早産や突然の破水の危険性が高い
といった妊娠中特有の症状を、
他の病気の症状と同じようにとらえたためではないかと言われています。
- 禁忌が見直しになった理由
上記のとおり、そもそも禁忌となった理由に医学的な根拠がないことから、
2014年に環境省の要請によって、禁忌症の項目から「妊娠中(特に初期と末期)」
という文言が削除されました。
- いつからいつまで入ってOK?
昔は禁忌といわれ妊婦さんの温泉浴は勧められていませんでいたが、
今はむしろ、ストレス解消や冷え症・むくみの改善など、
妊娠中のマイナートラブル軽減といったプラスの効果もあると注目されています。
とはいえ、温泉にかかわらず、入浴中に妊婦さんにトラブルが起こりやすいのは
当然ですよね。
特に妊娠初期は流産のリスクも高く、体に負担がかかるのはよくありません。
温泉に入るとしたら、妊娠5ヶ月以降の、いわゆる安定期に入ってからが安心です。
同じように妊娠後期には、お腹の張りや突然の破水などの心配もあります。
妊娠8ヶ月~臨月くらいになると、体調によっては避けた方がいいかもしれませんね。
妊婦さんが温泉に入っても大丈夫か?体調面と気をつけること!
医学的に問題がないと分かっても、
本当に大丈夫か不安という妊婦さんもいますよね。
もちろん、妊婦さんが温泉に入る時に気を付けるべき点がいくつかあります。
- とにかく転倒に注意!
妊婦さんが温泉で一番注意しなければならないのは、転倒です。
温泉は床が濡れていて滑りやすいですし、
温泉の成分によってはヌメリがある場合もあります。
お腹の大きな妊婦さんは足元も見えづらいため、
滑って転倒しないように十分注意しましょう。
- 長時間の入浴はしないように!
もともと妊婦さんは脳貧血を起こしやすいため、温泉にかかわらず長時間の入浴は危険です。
のぼせたり、立ちくらみを起こす危険があるので、湯船につかるのは10分程度が目安です。
水風呂や熱すぎるお風呂にも入らないほうがいいですね。
- 肌トラブルに注意!
妊娠中は体調だけでなく、お肌の状態も不安定です。
温泉の泉質によってはお肌に合わず肌トラブルの原因になることもありますので、
少しでも刺激を感じたら、入浴は避けた方がいいかもしれません。
- 一人で入らないように!
のぼせたり転倒したり、万が一何かあった時、一人ではとても危険です。
誰か付き添いの人と入ったり、他の人も入っている時間帯を選んで入りましょう。
部屋風呂や旦那さんと入れる貸切風呂を利用するのも、
安心してリラックスできるのでおすすめです!
これらのポイントに注意すれば、安心して温泉を楽しむことができますよ!
まとめ
・「妊娠中の温泉浴は禁忌」は見直されている!妊婦さんが温泉を楽しむなら安定期~臨月までに!
・妊婦さんが温泉に入る時のポイントまとめ!体調に注意して温泉を楽しもう!
妊婦さんにとって、気分転換はとても大切です。
温泉でリフレッシュして、マタニティライフを楽しんでくださいね!